むさしのエコreゾートの
アクション

PRプロジェクトは「自分×環境」をテーマに、環境問題と広報について学びながら、むさしのエコreゾートの情報発信に関わるプロジェクトだ。同プロジェクトに参加している高校2年生の富田里那（りな）さんと平田結愛（ゆな）さんは同じ学校の同級生。クラスメイトだった１年生のときからの仲良しだ。その二人にPRプロジェクトや、むさしのエコreゾートについて話を聞いた。

　「環境のことなら私にも何かできるかも」そう考えた富田さんは、同じく生き物好きの平田さんを誘い、一緒にPRプロジェクトに申し込んだ。10月のPRプロジェクトでは、環境活動に取り組む講師を招き、講座とディスカッションを行った。「PRプロジェクトで感じていることは、自分の知識が増えることはもちろんですが、みんなで意見を交換すると、自分とは違う感想を聞けることが楽しい。はじめはドキドキしたけど“自分も発言しないと！” と思いました」と話す富田さん。二人とも他のメンバーの発言に刺激され、積極的な発言や、自主的に考えて行動することを心がけるようになったそうだ。
　学校では環境問題に関する授業が限られ、先生やクラスメイトと環境について意見交換する機会はどうしても少なくなる。富田さんは「ここでの学びは学校での勉強とちょっと違うと感じます。例えばここで出会うゲスト講師の方々はユニークだし、私にとって興味深い話題ばかりで面白いです」と教えてくれた。
　「環境関連の情報ってニュースでも知れますが、このプロジェクトでは、もっと身近な環境の問題を知ることができるところがいいなと思います」と語るのは平田さん。生き物好きのお父さんの影響からウーパールーパーを飼っていたり、家で生き物や環境の話をすることは多い方だと感じている。「家の近くの木がたくさん伐られているのを見て“なんでだろう？ ”とショックを受けていました。今日のPRプロジェクトで偶然その話題が出たんですが、新しい情報も知ることができて、さらに身近に起こっていることに興味を持ちました。私も将来、何か自然や環境に貢献できる活動ができればと思います」と今後の希望も語ってくれた。
（2023年3月）

むさしのエコreゾートとは？

「むさしのエコreゾート」は、旧クリーンセンターの一部を改修して再利用した環境啓発施設。市民や市民団体、企業、関係機関、行政などが一緒に考え、学びあいながら、環境に配慮した行動をまち全体へと広げていくことを目指しています。気候変動を踏まえ、ごみをはじめ資源、エネルギー、緑、水循環、生物多様性など、環境について考え、学び、体験することができます。

環境へのさまざまな学び

むさしのエコreゾート主催の「環境の学校」では、15歳以上を対象とした連続講座などを行っています。また「環境フェスタ」では、子どもも楽しめるワークショップや展示などを行い、環境を学ぶ取り組みを推進しています。イベントに参加するのも良し、仲間と一緒に企画や運営に参加するのも良し、みなさんからの企画の持ち込みも大歓迎です。ぜひ環境アクションのアイデアをかたちにしてください！